平成30年度の名古屋市との交流会は、完全再現された名古屋城本丸御殿が全体公開されたという事で、名古屋城にて本丸御殿視察を行いました。名古屋市からの説明を受けた後、見学に入りました。

名古屋城は戦前、日本で一番最初に国宝に指定されたお城でしたが、戦争で焼失してしまいました。しかしながら焼失前に撮られていた写真が約700枚と309枚の実測図が残っていた事で実証的な復元が可能となりました。

　また、障壁画の実物、襖絵、天井板絵など1049面の絵は戦時中に取り外され焼失を免れており、内1047面は重要文化材指定されているそうです。そして、本丸御殿復元に際して実物と写真資料が残っているため描かれた当時の色彩を忠実に再現する復元模写を行う事ができたそうです。

　今回の交流会を通じて今まで知らなかった名古屋城の魅力を知る事ができました。